いだおれの創始者山田六郎氏
万博を大きなビジネスチャンスととらえた。

彼は まず協会へ出向き職員の食事を
一手に引き受けるとぶち上げた。

 山田六郎氏の行動は素早かった。

彼は
オランダ館の食堂とテーマ館の下の食堂 
お祭り広場の食堂など
計8ヵ所の食堂の権利を手に入れた。

 彼はアメリカから取り寄せた 

から揚げ
で万博ランチを作ろうとしたのだ。

この大ヒットが製粉メーカーの 

から揚粉の販売
に結びつくのだから世の中は素敵だ。

 もちろん
オランダ館がアメリカのフライドチキンを
許可するはずはない

 しかも なんと 彼はオランダ館の食堂に 
ちょうちんをぶらさげようとしていたのだ。

 次に山田六郎氏は 飯場を買い取り食糧倉庫とした。

会場には食材が朝しか運びこめないという
悪条件をクリアするためだった。

 おかげで彼の店は
食中毒を出さずに済んだ。

もっとも 彼にも失敗はあった。

 それが簡易宿舎だった。

沖縄の修学旅行生が 彼の宿舎に止まり 
そこの窓がはずれたのだ。

建築基準法は 満たしていたが

を始めてみた子供達が一斉に窓に
駆けよったのが原因だった。

 彼は宿舎を閉めた。
三億円の損失となった。

しかし神様は 彼を見捨てなかった。

 彼の店で出した 
かき氷が大当たりをしたのだ。

なんと1日に最高1万3000杯を記録した。

 ところが今度は
ストが始まった。

彼の店は3日間ストのため営業できなかった。

 しかしここでも
神風が吹く。

料理が作れないならと かき氷だけを半額で売ったところ
客が殺到しストのピケを蹴散らしてしまったのだ。

彼の食堂は ついには一日最高20万食を炊き出した

 大阪万博に参加した食堂としては
最高の売り上げで協会から感謝状をもらった。 
そして宿舎の損失も埋めることができた。



ばかたれ しっかりせ
 くいだおれ会長 
山田六郎伝 柿木央久氏著
 講談社を参考にいたしました。





      


 



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